人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雨宮惜秋のおしゃべりブログ

pareido.exblog.jp ブログトップ

原発玉砕

かつて大日本帝国は、アメリカ合衆国に戦争を仕掛けた。
当時の日本は、戦争に必要な物資である鉄と石油をアメリカから輸入していた。
アメリカの鉄鋼生産量は、日本の80倍であった。
負けるに決まった戦争をやって、200万人の日本人が死に、ほとんどの都市が焼失した。
軍人は神国不滅を叫び、大本営は不敗神話を垂れ流し、これを疑うものを投獄した。
敗色濃厚となると、軍事政府は1億玉砕を叫び、神風自爆攻撃をやらせた。
庶民は、黙ってこれに従った。
一握りの左翼を除いて、これに正面から反対する者はいなかった。獄死,拷問死が待っていたからである。
天皇の聖断で戦争は終わり、人々は平和を喜び復興にいそしんだ。
日本人の心情とは、何か。この従順さは、どこから来るのだろうか。
原発を巡る状況は、戦前の政治状況に酷似している。
大連立をするまでもなく、すべての政党は、原発推進翼賛政党にすぎない。
福島原発事故は、神国必勝神話を打ち砕いたミッドウエー海戦に例えられる。
原発安全神話が砕け散ったこの時点で、原発全面廃止に方向転換しなければ、日本は全滅する。
野田新政権は、原発推進と増税が本音だ。
現政権は、大日本帝国滅亡への道を走った軍事政権に酷似している。
原発が地獄への片道切符だということを、多くの人々はまだ知らない。
時は迫っているのだ。
・・・・・つづく・・・・・
by so-ra-tobu | 2011-08-31 18:08
line

本音で話そう本音で語ろう


by so-ra-tobu
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite